時間とお金、どのくらい大切? 自分の幸せとは何かを考える

記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

俺は所得だけで考えれば低所得で貧乏だが、時間に関しては少し豊かな生活を選択している。

ほぼ週休5日生活。

年間休日は270日くらいか。

前に、なぜドロップアウトしたのかについては簡単に書いた。

日本の働き方はおかしい? 俺がドロップアウトした理由
俺の人生の大きな転換期は、大学時代に就活するのをやめたときだろうか。 ドロップアウトした理由を聞かれたとしたら、この頃考えていたことをまず話すと思う。 偏差値がそこそこ高い大学に通っていたからか、意識が高い人たちが多く、友達はみんな就活に全...

週5で働いて、さらに残業も多く土日まで働かせられるなんていう壮絶なブラック企業で働くなんて俺には耐えられない。

お金で買えるものだけで満たされる人だったら、それでも耐えられるのだろうが。

もともと大して頭の処理能力が高くないにも関わらず、何のために生きるのかとか、なかなか答えのでない問題をやたらに考えてしまう人間だったから、一人の時間が余計に必要だったのかもしれない。

読書も好きだし、景色のいいところに行ってボーっとするのも好きだ。

ただ無意味に歩きたくなったりもする。

遠くにいきたくなるときもある。

週に休みが5日もあるセミリタイア的生活で毎日何をするのか?
最近は相変わらず、ほぼ週休5日。 昔は週休2日で働いていたときもあったが、これが俺には合わない生活リズムだった。 俺には週休2日でも働きすぎだったみたいだ。 というか合わないことをやっていただけなのかもしれないが。 俺には週休5日くらいの働...

こういったことはそこまでお金はかからないが、時間を必要とすることだった。

大学の頃の友達は、なかなかいい企業に就職していて、金銭面と物質面では裕福そうな生活をしている友人もいる。

しかし、いかんせん忙しそうだ。

土日だけの休みで、たまった家事などを終わらせ、さらに友人との付き合いもある。

結婚した人たちは、家族のイベントなども加わりさらに忙しい。

その分、違う喜びもあるのだろうけれど、それが自分に合うかどうかは考える必要がある。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

「幸せ」とは何か考える時間もないくらい忙しすぎる人も

金をたくさんもらって、家族をもって、マイホームをもって。

そういう人生がすばらしいと、小さい頃から教育でもメディアでも暗に刷り込まれてきた気もする。

果たして、自分にはそれが合うのかどうか。

人生いろいろ。みんな同じく働くだけでは幸せになれないんじゃ...?
日本は均質的な社会だといわれる。 謎の平等観を皆が共有している。 こどももみんな同じように育てようとする。 7歳くらいで小学校に入学し、12歳で卒業。 13歳で中学校へ、そして16歳くらいで高校へ。 こうやって「~歳になったら~になる」とみ...

それをちゃんと確かめることもなく、学生時代が過ぎていく。

学生の頃はまだ、毎日働いて生活するのが「普通」だし、自分もそうしなければいけないのかな、と考えていた。

他のいろんな可能性を探求するには行動力もなかった。

悶々と考えているだけで時間が過ぎていった。

しかし、その後で実際に行動してみれば、生活を工夫すればなんとかなったし、お金がなくて絶望するほどの経済状況でもない。

そして改めて気づいた。

自分の性格は上にも書いたとおり、1人でも楽しめるし、そこまでお金がなくとも楽しめる人間なのだ。

幸福観、つまり「何が幸せなのかを考えること」はきわめて主観的な問題だ。

だからこそ、自分自身をよく知り、いかに生きるか考えていかないと何が幸福なのかわからなくなる。

幸せな人生、充実した人生とは何なのか。自分を知ることなしにはわからない?
毎日、誰もが時間の流れの中で生きている。 どうやって時間を過ごすか、時間の流れの中でどんなことを感じているか。 充実した時間なのか、それとも嫌な時間なのか。 最近思うのは、今この瞬間、どういう時間を過ごすのかってことが、その人の人生を左右す...

そのためにも、俺には人より余分に時間が必要だった。

この時間があったからこそ、ドロップアウトすることになったともいえる。

ブラック企業といわれるような週5以上で残業が何十時間、100時間を越えるようなところで働いていたら、時間がないので他に何もできなかっただろう。

現状維持の毎日をずっと繰り返していたかもしれない。

そして自己実現が日に日に遠ざかり、何のために生きているのかさえわからなくなっていたかもしれない。

就活サイトや転職サイトなど多くのメディアでは、「年収○○万円」が、まるで人間の価値を決めるかのように大きく掲げられている。

時間については、二の次になっていることが多い。

お金はなければ、「貧困」という言葉があって不幸をイメージしやすいが、時間がない場合「忙しい」とか「スケジュールいっぱい」とかいう言葉はあるが、あまり不幸そうなイメージを包含していない。

むしろ「忙しい」ことが充実しているとも考えられている世の中だ。

だけれど、「疲れた」、「社蓄」、「会社行きたくない」、という言葉がツイッターでも話題になるのだから、多くの人の頭の中でぐるぐる回っているのも事実なのだろう。

「疲れた人」が溢れる日本社会。仕事が辛いのに無理して働く理由は?
某ポータルサイトの話題のつぶやきをたまにチェックしている。 だいたいの場合、そのときやっているテレビ番組の話題がランキングに入ってくることが多い。 ネットが浸透したとはいえ、テレビというのはまだまだ相当な影響力があるのだ。 テレビをもたない

毎日忙しすぎるのである。

時間的貧困」ともいえそうな状況に追い込まれている人は、かなり多いのではないだろうか。

こういうことを考えていると、ミヒャエル・エンデの『モモ』 という作品のことを思い出す。

作品の中に出てくる、お金に目を奪われて時間を吸い取られていく大人の様子を現在の自分と重ね合わせてみるといい。

お金と時間のことを考え直すきっかけとなるかもしれない。

児童小説にカテゴライズされているが、忙しい大人にこそ響く作品だと思う。

時間とお金、自分にはどれくらい大切か

自分がどんな人間か。

また、時間とお金がどれくらい今の自分に大切かを考える。

そして自分の性格に合った仕事を探して、自分のペースで仕事ができるのが1番だ。

仕事探しする前に、まずは自分の分析が必要な人もいるかもしれない。

自分を知るためにも一人の時間を作ることから始めるいいだろう。

誰かとずっと一緒にいるのは楽しいかもしれないが、自分のことを考えるには一人になる時間が必要だからだ。

一人の静かな時間をつくって、今までの過去を振り返ってみたり、心理学などの本を読んだり……

下の本は、自分を振り返ったり、自分の欲求を再発見するには良書だと思う。

特に芸術系のことに興味がある人にはお勧めだ。

自分について考える課題がいくつもでてくるが、これをこなしているうちに自分でも気づかなかった自分像が見えてくるかもしれない。

休みが多い「お金と時間」のバランスとれる仕事を探すには?
お金と時間の価値観のバランスは、人それぞれで違う。 誰もが週5日働くのが普通の正社員なら幸せというわけでもない。 お金を稼ぐために長時間働いて、その分消費することに喜びを見出す人もいる一方、お金よりも自分の時間を確保したい人もいる。 俺は時...
コピー防止のため右クリックは禁止しています
タイトルとURLをコピーしました