毎日、「いやだな~」、「だるいな~」と思いながら、いやいや会社に通勤する人は多い。
この間、昔の友人から連絡があって、すこし電話で話をしたのだけれど、それが日曜の夜ということもあって、「明日仕事だるいな~」という言葉を滑らせていた。
俺の高校の頃や大学の頃の旧友には、月曜日になってほしくないと願う「日曜日の憂鬱」に苛まれている人が少なくない。
これについては以下の記事に書いた。
好きでもない仕事に、自分の時間の大半を割いているわけだから、「だるい」と感じるのは当然のこと。
俺も東京で働いているときは、毎日憂鬱な気分で通勤していた。
1週間のうち、5日間も会社で働いていているのだから、自分のもっている時間のうちかなりの時間をだるい労働に割いていた。
そんな毎日で幸福を感じるはずもなく、仕事のない土日は、その乾いた幸福感を埋めようと、「頑張って」外に出たりもしていた。
これを続けても結局、忙しくて時間的な余裕なんてなくなってしまう。
加えて、東京は家賃も高いので、金銭的にも余裕を感じることはなかった。
なぜこうなったかといえば、生活資金を稼ぐための労働に自分の時間のほとんどを費やしていたからだ。
どうやったら、この時間とお金の問題を解決することができるのだろうか。
これは俺だけでなく、多くの人が抱えている問題なのかもしれない。
俺のような資産をもたない人間には、この時間とお金の問題を解決するために、どんな方法が考えられるだろうか。
会社・仕事がだるいし嫌。そんな人が現状を打破する方法
週5日働かなくても生活できるくらい稼げる仕事を探す
週5日会社に行っていれば、通勤を含めて相当な時間を費やしてしまうことになる。
では、週2日とか3日あるいは4日などで、そこそこの給料がもらえるところはないのか。
アルバイトだって、時給で1500円以上もらえるところは探せばあるし、派遣でも週3回とか4回の募集も少ないがある。
そういう仕事については以下の記事に前に書いた。
https://dropoutlife.net/post-1149
専門分野のある人は、その分野の求人でも週5日以外の働き方があるかもしれない。
中でもITスキルのある人は、フリーランスとして週2日、3日、4日などの仕事を探しやすい。
たとえば、IT系の仕事をしていた人のためのフリーランスの案件を紹介するサイトには「レバテックフリーランス」や、すでにフリーランスの人には有名なCrowdWorks(クラウドワークス)がITの専門職向けに運営しているクラウドテック、まだ新鋭のIT系エンジニア向けに首都圏のみ展開しているMIDWORKSなどのサイトがある。
週2~3日の仕事などで高収入な案件を探しているIT関連の仕事をしている人にはぴったりのエージェントかもしれない。
気になる人は登録して、仕事をチェックしてみるといいだろう。
自分の時間を十分にもつことで、人生の地図を広げてこれから行く方向についてゆっくり考えることができるし、本を読む時間をもつこともできる。
また忙しさから解放されて時間的な余裕をもつことで、ピリピリしていた性格も変わるかもしれない。
もちろんストレスも減る。
「時間を搾取されている」と感じている人ほど、自分の時間中心の働き方に変えることで、自分の内面には大きな影響があると思う。
会社がだるいし嫌いなら、雇われる生活をやめ、独立して自営業を始める
週5日働くのが一般的である会社生活を辞めてどうするか。
先に紹介したような働き方をするのも1つの方法だが、最終的には自分の得意なことを見極めて、それで独立して自営業をやる方向に行った方が自分の好きに時間を使えるし、生活の自由度はさらに高まるだろう。
たとえば俺の友人では、企業で商品のデザインを担当したのちに、フリーランスのデザイナーになった人がいる。
また、以下の記事で書いたようにお金を稼ぐだけで忙しい生活に終止符を打って、地方で自営業を始めた友人もいる。
独立するときには、最初から事業で生活資金の全部を補おうとしなくても、上記のような週2程度の仕事で生活資金を補いつつやってもいい。
お金がない人は、大きく勝負はしないで、あまりお金がかからない方法で独立すれば、毎月資金が足りなくて頭を悩ますこともない。
こういう経験が大事なのは、会社に雇われなくても暮らしていけるんだと実体験をもって知れることだ。
俺自身、今はこの過程の只中にいるが、自分のやりたいことのためにやっているので、生活費のためだけに仕事をしていた頃みたいな時間の消耗感はないし、割と悪くない時間を過ごせている。
特に好きでもない仕事で雇われて消耗していたときより、ずっとマシな生活ができていると思う。
お金が足りないのは無駄に使っているから。生活費を節約する
「週2日の仕事で生活できるわけがない」
そう思っている人は多いかもしれない。
たしかに、結婚して家族を養うなんてことをやっていたら、週2日働いたくらいではまかなえないだろう。
日本では結婚したらいろいろなものがついてくるので、自由はなくなると思ったほうがいい。
当然のことなのだが、誰にとっても「結婚」という制度が幸福とは限らないのである。
しかし、1人暮らしならなんとかなるかもしれない。
バイトでも時給1500円の仕事を8時間やれば、1日で12000円だ。
つきに8日働くだけで96000円なので約10万円。
これより時給の高い仕事は探せばある。
相当に好きな仕事でない限り、たとえば東京で時給が850円とかの仕事をしないほうがいい。
そういう仕事に応募してしまって、会社側が安い給料を払うだけでどうにかまかなえてしまうと、労働者の給料が上がらないのである。
まっとうな時給で働き、家賃の安いところに住んで、自炊して食費を節約しつつ、格安simなどをつかって通信費も節約していけば10万円でも生活できるだろう。
東京は家賃が高くて、家賃だけで5~6万くらいいってしまうかもしれないが、大阪や京都の関西圏なら、3~4万円でも駅近のワンルームのマンションに住むことが可能だ。
しかも、仕事の給料が東京よりも格段に下がることもなく、探せば東京より高い仕事もある。
節約をうまくやれば、この程度の給料でも貯金することだってできる。
大手のマスコミやメディアが東京に集中しているので、テレビや雑誌をみていると東京での生活が輝いて見えるかもしれないが、それが誰にでも当てはまるとは限らない。
一昔前の俺のように、東京に出て都会暮らしをしてみたけれどいまいちパッとしない人は少なくないはずだ。
自分の時間が欲しい人は東京圏以外の場所での生活も一考に値すると思う。
「会社・仕事がだるいし嫌い」と毎日思うなら、転職も1つの方法に
週5日働くのは問題なく耐えられる人もいる。
週5働くのは大丈夫だけれど、会社・仕事に行くのがだるいし嫌いという人もいるだろう。
そういう人が仕事に行くのが嫌なのは、まったく好きでもないことをやっているからかもしれない。
自分の嗜好や適性と、やっている仕事がマッチしていないのである。
とりあえず、雇ってもらった仕事だからやっている人というのは意外と少なくない。
俺は自分の適性以外のことをやると、全然うまくいかないしストレスも余計たまるし、何をやっているんだという自己嫌悪にまで陥ってしまう。
同じ場所にいるのがダメなので、俺にはオフィスワークは全然向いていない。
オフィスワークっていうのはなんとなくイメージがいいけれど、この「なんとなくいい」っていうのはただの作られたイメージで、合わない人も実はけっこういるんじゃないか。
これまでもいろんな仕事をしてきたが、とりあえず生活するために即効で仕事を選ぶという過ちを何回か繰り返し、合っていない仕事をやるという過ちを幾度も犯してしまった。
以下の記事に書いたように大学の頃にバイトで飲食業をやったことがあるが、同じ場所にずっといる仕事なのでダメだった。
俺には動き回る仕事で、できるだけ1人でできる仕事のほうが向いているのだ。
そういうことが、無数の失敗の中で浮かびあがったので、今はもうそういう仕事は一切しないことにしている。
やっていてイライラしたり、空虚を感じるような仕事をやるくらいなら、転職したほうがいいのは間違いないだろう。
転職するときは、自分の適性をよく考えてから、転職エージェントを使って仕事を探そう。
ハローワークで、いい条件の仕事を見つけることはけっこう難しいからだ。
これについては下の記事にかいている。
会社や仕事でマンネリ化した現状を打破したいなら
会社で働いていると、生きている時間の大半が会社での時間になってしまう。
会社での時間を心地いいと感じているなら、その人は結果的に幸せになれるに違いない。
だが、そうでない人は大半の時間を苦痛の時間として過ごすことになってしまう。
そのままでは、相当な幸運の持ち主でない限り、待っていても幸せは訪れないだろう。
20代~30代に我慢して働いて、後で楽をするというのも1つの考え方だ。
でも20代~30代で使った時間は後では取り戻せない。
働きまくった後で、気力が残っているならいいが、40代中盤~50代を超えたくらいになってくると、体力も衰えて、もう新しいことをやろうなんて気力が残っている人は少ないという話はよく聞く。
ならば、気力も体力もあるうちに、自分の時間の使い方を考えて実行に移したほうが、総合的に見て幸せになれる可能性は高い。
どういう時間をすごしているのか、それが幸せと直結する。
つまり、自分が「いい時間だ」と思える時間を増やすことだ。
たとえば俺の場合は、散歩したり喫茶店に入ってボーっとする時間とか、景色のいい場所で夕日をみながら物思いにふける時間が最も幸福を感じる時間。
遠くに旅行にいっても、こんなことばかりやっている。
こういう時間を削っていくらお金のために働いても、ストレスが溜まってしまい、時間のない中でそれを発散しようと、無駄なものを買ったりして、結局お金も使ってしまい何も残らないという結果になりかねない。
その今という一瞬で何を感じているのかの積み重ねが、「いい人生だった」とか「散々な人生だった」とか、人生の最終的な感想に集積されていく。
お金を稼ぐことは、確かに生活していくのには必要だが、それが常に自分にとっての「いい時間」につながるとは限らない。
(当然のことだが、高級ホテルに泊ることや高級レストランで食事をすることが幸せと感じる人や、より金額が高いものを所有することに幸せを感じる人は、お金を稼ぐことに集中したほうがいい)
特にある程度収入があるのに、忙しくて「いい時間」を過ごせていないと思っている人は、自分の時間の使い方について考えてみてもいいのかもしれない。
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