土日は、多くの方にとっては休日だ。
俺は、土日の方が少し給料が高いので、土日に働いて平日は休むという逆の生活を送っている。
週5日働いているときもあったが、俺の場合、土日くらいの休日では自分の時間が足りなくて、精神的にはいつも焦っていた。
しかも東京での生活だったので、通勤でも満員電車に乗らなくてはいけないし、休日は休日でどこに行っても混んでいる。
今考えれば、ストレス度は高かった。
そんな経験から、自分の時間がたっぷり欲しいと思っていたところ、辿りついたのが今の生活である。
土日に働くことで、人ごみのストレスが減り、時間もお金も節約になったので、この生活にしてよかったと思っている。
この間、久しぶりに日曜が休みになったのだが、いつものようにカフェにいくと満席だった。
街にはやたらに人が闊歩していて、どこにいっても混んでいる。
人ごみが嫌いな俺からしたら全然いいことがない。
俺は、道を歩いていても他の人を気にすることなく自分のペースで歩けて、喫茶店やカフェでは静かにコーヒーを飲みたい。
やはり土日は仕事をするものだと悟った。
でもさすがに週に2日しか働かないから、入ってくるお金は少ない。
それでも、給料の高い仕事を選んで、節約をうまくやればなんとかなったりする。
お金が少なくとも生き抜いていくには、本当に必要なものを見極める力が必要だ。
流行にのったりしていると、どんどん消費させられる。
どんどん消費すれば、その分働かなければならず、働きすぎにもつながるし、当然時間もなくなる。
そうなると働いても消耗していくだけになり、社蓄感が高まってしまう。
テレビをよく見る人は要注意だ。
毎日、どの番組でも同じことを延々と流すテレビは、人間に刷り込みを行うことにおいては最高の効果を生み出している。
ドラマで俳優が身につける衣服や、ニュースでとりあげられる話題にも、かぞえきれないほどの広告が混じっている。
エスキモーという北国に住む先住民に冷蔵庫を売れるのが、良いセールスマンだ、なんてバカみたいな話があったが、そうやって自分たちの短期的な売り上げを伸ばすためなら、文化を壊しても、人を騙してでもやってしまう人たちがいるのが現実だ。
上場企業でえらそうにしている人たちの中にもこういう人は多いのだろう。
でなければ原発を海外に輸出しようなんて考えにもならないし。
そういう人たちは情報産業全般にもウヨウヨしていて、テレビなんて現在でもその産業の中心である。
未だに日本の8割以上の人が情報をテレビから得ているのだから、8割の印象操作をするのは、情報産業の実権を握ってしまえば簡単ということになる。
その実権を握っているのは……
自分の時間が欲しいなら【土日限定】で休みが多い仕事で働く
時給が低い仕事は基本的にしてはいけない
あぁ、話が逸れてしまった。
節約すれば高時給になりやすい土日に集中して働くことで、平日に多く休めることが可能になるという話だった。
土日は高収入だったり、土日のみしかないから給料が高い仕事というのはけっこうある。
東京や大阪などの都市圏で時給900円くらいの仕事はけっこうあるのだが、手を出してはいけない。
ああいう大都市では生活にかかるコストだって高いのだから、時給900円などでは、相当レアな仕事で特別な技術が身につく仕事でなかったらやるべきではない。
安い賃金では人が雇えなくなれば、会社側は賃金を上げざるを得なくなる。
それなのに、安いの時給の求人に応募してしまうと企業の思うがままだ。
安い賃金で長時間労働していたらまさに社蓄である。
短い労働時間でどうにか暮らしていくためにも、1日に最低1万円くらいもらえそうな仕事を探そう。
イベントスタッフの時給はそこそこ高い
土日はたくさんの人が外出するため、各地でイベントが催される。
そのイベントで働く求人には、そこそこ給料が高いものがある。
商品のPRの仕事が多いので、基本的に接客が得意な人が向いている仕事だろう。
そういう仕事は女性が採用されることが多いので、男性が少なめではある。
コールセンターは時給が高い場所もある
たとえば電話対応が得意なら、コールセンターで土日だけ働くという手もあるだろう。
コールセンターなら高ければ1500円以上もらえるところもある。
オフィスでもくもくと作業するのが好きで、さらに電話も苦にならないほどのコミュニケーションスキルがある人にはむいているかもしれない。
結婚式関係の仕事も時給が高い傾向がある
接客が得意なら、ホテルやゲストハウスでの結婚式のサービススタッフも給料が基本的に高いのでいいかもしれない。
バイト検索サイトの検索窓に「結婚式」「ブライダルスタッフ」などと入れれば、たくさんの仕事が出てくることからわかるように求人量も多い。
結婚式関連の仕事は、顧客からの商品自体の金額設定が高いため、仕事の給料も高めだ。
その分、丁寧さや礼儀に関してはかなり厳しく言われる。
そのあたりが対応可能なら、やってみてもいいかもしれない。
カメラマンや音響の仕事もあるので、興味がある人は探してみるといいだろう。
家電量販店の販売スタッフも給料が高い傾向
家電量販店の販売スタッフも土日の給料が高かったりする。
特定の家電商品を顧客に案内するのが仕事。
この仕事なら都市圏なら時給1500円以上の仕事も多い。
先と同じように、フリーワードの検索窓に「家電量販店」と入れて検索してみれば、高収入の求人をいくつも見つけることができるだろう。
高収入の仕事を探しやすいアルバイト検索サイト
バイトの求人サイトは様々なものあるが、バイトルは高時給の案件が多く高収入の特集もやっているので探しやすい。
最初のページで自分の住んでいる地域を選んでから、フリーワードの検索窓に先に紹介したような「コールセンター」「結婚式」や「家電量販店」などのワードを入れれば、どのくらいの時給がもらえるかチェックできる。
Uber Eatsの宅配パートナーも、やればやっただけ報酬をGETできる
都会に住んでいるなら、Uber Eatsのバックパックを担いだ自転車乗りを見かけることが多くなった。
あの人たちは、Uberという会社がアプリをつくりネットを通じてフードを配達する人を募集し、提携するレストランやファーストフード店に取りにいってもらって、宅配してもらうというサービスをやっている。
1回の配達でどのくらい報酬があるかといえば、400円~800円くらいと幅がある。
これは時間、地域、プロモーションによって違うからだ。
時間帯とエリアによってブーストというものがあって、上記の報酬が1.5倍とか2倍になったりする場合もある。
このエリアを狙うことが高報酬につながる。
ブーストっていうのは注文が多くて、配達パートナーが足りないときにでるものみたいで、発生するのも土日祝日が多い。
頑張り次第なので普通の仕事をやるより報酬を得ることもできるかも。
何よりいいのは自分のやりたいときだけ仕事ができる点だろう。
週に1日だけでも週5日でも、毎日でもやれる。
アプリに登録して、バックパックなど必要なものをそろえるのに数千円かかるが、その初期投資分くらい、その後の報酬を考えれば、取り返すのは難しいことではない。
自分の時間がほしい、やりたいときにできる仕事を探している人にはUber Eatsはぴったりの仕事だろう。
土日限定の派遣の仕事も給料が高い
派遣の仕事というのはアルバイトより給料が高い。
そんな派遣の仕事でも土日祝日のみの求人は探せばあるので、興味がある人は探してみるといいだろう。
たとえば有名なところではリクナビ派遣があるが、検索してみれば以下のようになる。
会話や人間関係が苦手な人のための仕事
こういった高時給の仕事なら、働く日数が少なくとも、節約すれば1人で生活するくらいなんとかやっていけるくらいの金額にはなるはずだ。
だが、コミュニケーションが不得意な人は、上記の仕事はストレスがたまるだけなのでやらないほうがいいかもしれない。
ストレスは病の元。
病気になったら仕事もできなくなる。
日本ではやたらに小さい頃から我慢を刷り込まれるが、我慢をして自分の性質に合わないことをやり続けていればストレスが溜まる一方だ。
得意なことや好きなことをやったほうが、理にかなっている。
得意なことや好きなことがないと言う人もいるかもしれないが、バイトでも社員でもいろんな職種を経験することで、やっていて違和感が少ない仕事があるのに気づくこともある。
俺の場合は、掃除の仕事がその中の1つだったというのは前にも書いた。
会話が苦手だという人は、無駄に自分を作って人と接する機会が少ない仕事を選んだほうがいい。
まったく会話をしなくても済む仕事というのはなかなかないが、比較的少なくても済む仕事も存在する。
ホテルの清掃や客室のベットメイキングの仕事でも土日の給料は高いものはある。
あるいは、オフィスでのデータ入力の仕事もデスクワークが得意ならモクモクとできる仕事だろう。
試験監督のバイトも、人前でちょっとしゃべらなければならないが、そこまでの多くのコミュニケーションは必要ない。
変り種だと、俺の知っている人で、テレビ番組のテロップをつくる仕事をしている友人がいる。
1日に12時間以上の拘束でテロップを作り続ける仕事で給料もいいため、週に1~2日でもやっていけるらしい。
テロップをつくるのにはある程度技術は必要だが、それも学べばできることらしく、細々した仕事が得意な人には向いているだろう。
こういった類の仕事は求人検索サイトで「こつこつ」とか「もくもく」とか入れれば出てくるだろう。
たとえばフロムエーで探すと以下のようなものが出てくる。
また先に紹介したUber Eatsも、宅配の仕事なのでそこまでコミュニケーションが必要なわけではないだろう。
土日に高時給で働いて自分の時間を作り、もっと自由な仕事の方法を考える
土日でこういった時給の高い仕事をしながら、平日の時間をあければ、もっと自由な仕事の方法を考えたり、自分のやりたいことをやるために使うこともできる。
以前に書いた記事の友人は、週に2~3回バイトしながら、自分の店を開く準備を進めている。
「働きたくない」という人は多いが、それは今までの労働経験が、やたらにこき使われたり、パワハラにあったりして、嫌なイメージで塗り固められているからかもしれない。
「雇われる」環境だと、雇い主に対して意見がいいにくいし、搾取されつづける構造が完成しているのが日本社会だ。
俺もそんな労働しかないならできる限り働きたくない。
生活保護も貰いづらいし、国民の生活を保障する一定金額を一律に給付するというベーシックインカムの制度が整うのも、「労働しなければならない」と刷り込まれている日本ではずっと先のことになりそうだ。
ならば自分で何か得意なことを探してフリーランスとして独立して仕事にするのはどうだろうか。
人と比べてとか特別に得意ということでなくてもいい、やり始めるといつのまにか集中できることくらいなら、何かしらないだろうか。
友人をみていると、すごく簡単なわけでもないけれど、どうしようもなく難しいことでもなさそうである。
努力は必要になるだろうが、企業にただ搾取されるだけの努力でなく、自分の未来に直結するための努力なら意欲のわく人もいるだろう。
上記の友人のように、独立すれば仕事をやる上で間に会社が入っていないため、努力がそのままお金で返ってくるし。
『ナリワイをつくる』という本を以前に読んだのだが、その中に「特別な才能がなくてもいい。生活の糧を得ながら、同時に自分の生活を充実させうる仕事が、ひそかに存在している 」という言葉があった。
自分が毎日やっていることの中で、お金を稼げそうなことを地道に探し実践していくことで、雇われ搾取される生き方を脱出できる人もでてくるかもしれない。
そのためにも、社蓄みたいに人生のほとんどの時間を会社に捧げていては何もできない。
自分のための時間を確保することは必須なのである。
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