昨日は、冷蔵庫を見ると白菜、にんじん、だいこんなどがあったので、ちょっとだけ具を買い足して、夕食は鍋にした。
こういう寒い日には鍋はやっぱり美味い。
俺が毎日、何を食べているか。
そんなこと気になる人なんてこの世の相当なレアキャラだろうが、ここは俺の独り言を延々と書いていくところなので自由に書かせてもらおう。
俺は、お金が入ってくる量は人より少ないが、時間に関してはおそらく日本の平均よりはあるので、食事を作る余裕はある。
(というか、食事を作る時間がないというのは、俺の見方だと「生活の基本」が欠落しているようにも見える)
毎日、朝昼晩と基本的に自炊だ。
朝はパンとコーヒー、サラダなどで済ませたりするときもあれば、前の日の晩御飯の残りを食べたりする。
昼は、ご飯に何か最低1品作る。
野菜中心でつくれる料理がほとんど。
それに、前の日の余りものや漬物など。
夜は、昼に作ったご飯とおかずの残りと、時間があればさらに1品作る。夜は汁物を作ったりすることが多い。
こんなふうなので、だいたいおかずは1~2品で後は漬物かちょっとしたサラダがあるくらい。
とても質素だけれど、どこで採れたものか、どうやって作られたものなのか、俺なりにこだわっている。
海外に住んでいたときは有機栽培の野菜が日本ほど高くなかったので好んで買っていた。
理由は単純で、食べたものが自分の身体の一部になるからだ。
農薬は人間の身体にも良くないし、土壌にとってもよくない。
日本に住んでいる今は、普通のスーパーや八百屋では有機栽培の野菜は手に入れにくいし、値段も高いので、買う機会は前より減ってしまったが。
そういえば、肉を食べる機会は、ここ10年でガクっと減った。
食肉の製造過程には問題があるように見えるし、たぶん人間はそんなに肉を食べなくても生きていける。
卵は100円くらい高いが「放し飼い」の鶏からとれた卵を買っている。
その理由は、下の記事や映像にあるように、あんなに狭い飼育小屋で、ぎゅうぎゅうにされて抗生物質や添加物にまみれた餌を食べているのだから、それを食べるのにもちょっと躊躇してしまうからだ。
スーパーに並んでいる鶏肉はブロイラーという食用に改良された品種であるけれど、その生育過程も、かなり酷い環境にみえる。
鶏だって、豚だって牛だって、食用にされるものはほとんど同じような育てられ方をしている。
それを食べて自分のエネルギーにしても、身体にとっていいことなのだろうか。
食べたものが自分の身体を作るエネルギーになっているのだから、食べることは、そのものと合体するようなものじゃあないか。
現在の栄養学で分類されている栄養素のほかにも、食べるものには様々な要素があるのかもしれないし。
人間の細胞は1年ですべてが入れ替わるという話をどこかで聞いた。
自分では、毎日同じ自分だと思っているが、1年で違う細胞によって自分が構成されているのである。
人間はゆっくりした変化には気づきにくいので、見た目としては一見変わらないように見えるけれど、中身は「別人」になっているともいえなくもない。
その自分を構成する細胞をつくるのが、自分が口に入れたものなのだ。
だとするならできるだけ、身体にいいものを食べたいものである。
食費を節約しすぎると、危険な食べ物が身体に入る確立が高くなる?
10年くらい前までは、食べ物には大して気をつかってこなかった。
食べ物は買うのが当たり前だったので、スーパーに行って並んでいるところで初めて目にしていて、どうやって育てられているのか、加工されているのかについてほとんど知らなかった。
歳を増すごとにつれ、世の中がどうなっているのかについて関心がでて、読書や映像作品を通して、少しは食べ物についての知識を得る機会があった。
どうやって自分たちが食べているものが生産されているのか、
単一作物栽培( モノカルチャー)による弊害、
農薬を撒いても枯れない遺伝子組み換え作物など。
自分が口にする食べ物が作られる過程は、現在の世界と、それがはらむ矛盾の縮図であるかのようにも見える。
食べ物が効率だけを考えて作られた結果、こういうことがさらに進み、その効率化を推し進める企業の独占も進んでいる。
これってけっこう危険水域に達しているんじゃ……
食べ物でその人間がつくられるのだから、生命というより機械のように作られたものを食べていたら、工場の部品みたいな人間になってしまいそうな気もしてくる。
食費を節約して、何を食べているのかよくわからない。
その節約した分でなにを買うのか。
いくら、いい洋服で着飾っていたって、食べているものがスカスカなものだったら、その人の中身もスカスカなんじゃあないか。
食べ物についての知識もなく安い食品を求め続けた結果が、こういう状況を招いている。
前にファストファッションについても書いたけれど、問題の構造には同じようなものがある。
だから、食品についてもっと勉強して、食べるものには節約しすぎず適切なお金を使い、できる限り気をつかいたいと思うようになった。
しかし、都市に住んでいて、自分では作物を作らないものにとって、これを徹底的にやるのは大変なことだし、ストレスもかかる。
なので、できる限り気をつかうが、添加物をゼロにするのはかなり難しいので妥協はするし、たまには外食もするし、ときには肉も食べるし、疲れているときは出来合いのものも食べる。
完璧にやることを目指すよりも、ユルく続けるほうが、俺の場合は新しい習慣を身体に取り入れやすい。
1ヶ月の食料費の予算は節約すればもっと安くできるが、3万円くらいにしていて、丁寧に作物を育てている農家の野菜をできるだけ買うことにしている。
なので自炊するには予算的には余裕のある金額に設定している。
近くに無農薬野菜を扱う店がなくても、今はインターネットで無農薬の安全な野菜を取り扱うところもある。
化学合成農薬・化学肥料不使用。環境負荷の小さい農法で元気に育ったお野菜!!
何を食べるのかということは、生きる姿勢の問題。
生きる姿勢を決めるのは個人の自由。
気にしなくても生きていけるが、俺はこのほうが生き方として納得がいく。
だからそうするまでだ。
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