毎日働く人生をずっと続けるのはいやだ
もう働きたくない
そう思う人は多い。
働きたくないなら、どうするか。
1.自分の生活にいくらお金がかかっているか把握する
2.その生活費を見直して無駄なものをそぎ落とす
3.必要なお金を効率よく稼ぐ
これらは、働く時間を減らして、自分の時間を増やす王道である。
2番目にあげた、「生活費を見直して無駄なものをそぎ落とす」のは、つまりは節約をするということだ。
ここで気をつけたい点がある。
長い人生には、生活費を一段と上げる「罠」と幾度も遭遇するということだ。
以下にその生活費をグンと押し上げる「罠」の典型的なものを挙げよう。
もう働きたくないならお酒は控えめに。アルコール依存など人生を「転落」させる要因にも……
お酒を好きな人はその分、出費が増える。
居酒屋で友達と飲めば、最低でも3千円くらいかかるし、安い立ち飲みでも1500円~2千円くらいは飛ぶ。
お酒だけでなく、おつまみも頼むし、量を飲む人はさらに金額が跳ね上がるだろう。
大衆店でない店に行けばさらに高くなる。
お酒を飲まない人が増えているというが、一部の高所得者以外の収入が減っている状況の中では自然なことだ。
お酒にこれだけお金がかかると、もちろん財布を圧迫する。
飲み会に行き過ぎて、食費を節約しなければやっていけなくなることもありうる。
他にも、酒癖が悪い人の場合は、人格が変わってしまうことがあり事件を起こしてしまう人までいる。
酒に酔って暴力事件や性犯罪を犯してしまう人まで……
限度を超えた飲み方が続けば、アルコール依存にさえ陥いることも……
そうなったら、ストレス解消のためにお酒を飲んでいただけにも関わらず、人生を「転落」させることにもつながってしまう。
毎日のストレスを忘れるためにお酒を飲みたいという気持ちもわかるが、実はそのストレスの源が仕事にある人は多い。
それでは抜け出したくても抜けられない泥の沼にはまっているようなものだ。
根本を絶つことなしに、延々と沼にはまるサイクルを助長するだけである。
たばこも依存性が高く出費が多くなる上、身体にも悪い
煙草も、習慣的に吸っていればお金がかかる。
1か月で1万円以上は余分な出費が増える人が多いようだ。
節約をできる人なら、これは半月~1か月分の食費に値する金額だろう。
そんな金額が、本来人間に必要のないものに消えていく。
しかも身体によくないものに。
さらに現代の世の中、副流煙に対する考え方により喫煙者への風当りは強いため、肩身も狭い。
喫煙習慣を身につけることで得することは、ほぼないだろう。
ではなぜ、たばこを吸い始めるのか。
友達でたばこを吸っている人に聞くと、初めて吸うきっかけになるのは、その吸うしぐさに「かっこいい」と感じたという人が多い。
大人っぽく見えるからだろうか。
昔のTVドラマには、人気俳優がたばこを吹かす映像がけっこうあったので、その影響も多くあったに違いない。
「ああいうふうになりたい」という憧れによって、人間の消費欲を刺激する。
そうして、かっこよさだけでたばこを吸い始めたとしても、ニコチンの中毒にやられて抜け出すのは簡単ではない。
数えきれない人が、禁煙をしようとして失敗しているのをみればそれがわかるだろう。
まさに外っ面のかっこよさにやられて、いいことはないのだ。
たばこに月に1万円以上出費する人はけっこういるが、その金額が仕事1日分の給料以上の人もいるだろう。
「あ~働きたくない」と毎日心のなかで連呼している人で、たばこを手放せないひとは、少なくとも1日分はたばこのために働いている事実をどう思うだろうか。
働くことに無駄に時間をとられたくない人は、たばこには手を出さないほうがいいのは間違いない。
恋愛にハマる……男・女に依存してしまうと出費はグンと上がり「転落」の要因に
男女の交際、つまりは異性関係というのもかなりのお金を出費することになる
あなたが女性なら、男性におごってもらえることが多いだろうから、まだいいかもしれない。
しかしあなたが男性の場合、特に日本では男性がおごるべきという謎な慣習があるために、食事に行ってもかなり余分にお金を出費しなければならない。
巷で大多数を構成する「普通の女性」は、食事でおごってもらったり、プレゼントをもらったりすることが当たり前のことだと思っているようだ。
会計のときに財布さえ出さない人もいる。
男をATMと思っている女性は本当に多いのかもしれない。
よく考えてみよう。
できるだけ無駄に働きたくない人生を送りたいのに、無駄にお金がかかる異性と人生を共にするというのは矛盾しているのである。
そもそも進みたい人生の方向性が違うのだ。
だが、恋にハマって前が見えなくなってしまう人も多い。
うまくおだてあげられて、奢るのはもちろん、プレゼントで高価なブランドものを与えたりする人もいる。
そんな人の異性との交際費は、上にあげた酒・たばこへの出費額など圧倒的に超えてしまうだろう。
お金が有り余る人ならいいが、お金をたいして持っていないのにカッコつけようとして、高いプレゼントをしてしまう人はけっこういる。
だがあなたが、毎日の労働にうんざりしているのなら、そういうことはやめよう。
お金のかかる異性と交際するということは、自らを労働という重りのついた鎖に脚を縛りつけているようなものだ。
だが異性関係の出費を切るというのは、人間の本能にもつながることであるため、断ち切るのは「無理だ」、「辛い」と思う人もいるだろう。
俺はすべてを断ち切れと言っているわけではない。
お金のかかる異性と付き合わなければいいと言っているだけだ。
「働きたくない」という思いと、お金のかかる女性にその無理して働いた分のお金を使うことを天秤にかけて、本当にどちらが欲しいのかよく考えてみよう。
もし、あなたが無駄にお金のかからない異性と一緒にいるのなら、ラッキーだ。
そんな人はかなりの少数派で、滅多に出会わないので、その関係を大事にしたほうがいい。
もう無駄に働きたくない人は、もし恋愛をしたいのならば、見つけるのは難しいがそういう異性を狙っていったほうが人生に実りをもたらすだろう。
もう働きたくないならギャンブルはダメ。依存で借金の泥沼に陥り人生が「転落」することも……
手持ちのお金を効率よく増やしてやろう。
そういう考えでギャンブルに手を出す人は少なくない。
競艇、競馬、パチンコ、FXのバイナリーオプションなど……
ギャンブルっていわれるものは運の要素がかなり大きい。
統計などを読み込み着実に資金を増やす投資とは違う。
(これでさえも確実ではない)
お金が増えることもあるが、同じくらいの確立で減ることもある。
世の中は悪いことを考える人がけっこういて、負ける確率が高くなるように仕組まれているものも少なくない。
そんな世の中だが、一攫千金を得て、悠々自適に暮らすという夢を描く人はけっこういるので、その夢の実現方法として、即効性はあるが不確実性の高いギャンブルを選んでしまうのだろう。
また、ギャンブルで得た金というのは、どうも労働で得たお金よりも出ていきやすいようだ。
ギャンブルで儲けた人というのは、(俺が見る限り)金使いが荒く、すぐに使ってしまう傾向がある。
ギャンブルで得たお金というのは、自分で何かを作りだしてそれと引き換えに得たお金ではないためか、そんなに大切に思わないのかもしれない。
あるいは、また同じくらい勝てると思ってしまうから、すぐに使ってしまえるのかもしれない。
それに加え、ギャンブルにも中毒性があるようだ。
酒やたばこのように身体に取り入れるものではないにも関わらず、そのスリルが脳を刺激するのか、ギャンブル依存症というのがある。
借金をしてまでギャンブルをする人がいるのだから、それは破滅への道だ。
もうお金は減るどころか、生活が暗雲たるものになるだろう。
もしお金を増やしたいなら、収入から生活費を引いて浮いた分を着実にお金を増やせる可能性の高い分野の投資に回そう。
収入から生活費を引いてお金が余らない人は、まず、お金を得る方法を変えるか、生活費を見直すことから始めたほうがいい。
もう無駄に働きたくない人は、ギャンブルで一攫千金を得ようなどと考えないほうが賢明だ。
酒・たばこ・異性(男女)、ギャンブル依存には原因がある?
人生にはお金を余分に使わせて働かせようとする罠がいろいろなところに仕掛けられている。
数回はそういった罠にハマってしまうかもしれない。
だが傷が浅ければ、まだ復活できる。
致命傷を負ってしまうと、復活にかなり長い時間がかかってしまい、それに耐えられなくなる人も多い。
致命傷を負う前に、人生の罠に対する嗅覚を発達させて、お金を吸い取る罠にはできるだけ近づかないようにしておこう。
そもそも、ギャンブルに限らず、何かに依存してしまうのは、自分の内面に原因があったりする。
そういう場合は、何かへの依存を絶っても他のものに依存してしまうことがある。
なので、依存体質の人は、一度本格的に自分の内面を省みたり、ちゃんとしたところでカウンセリングを受けたほうがいいだろう。
今はカウンセリングできる場所はいろいろあるし、ネットでもカウンセリングを受けることはできる。
短時間で解決することではないだろうが、依存の根を断ちたい人には効果がある人もいるだろう。
もう働きたくない人は、依存の根を絶ち切ることから始めたほうがいい人もいるかもしれない。
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