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普通じゃない人は人の目を気にしないで独立・起業がベター? 大卒の女フリーターが店を開業した

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以前に東京に住んでいたことは前にも書いた。

生活するのに精一杯でやりたいこともできず鬱々としていた毎日を送っていた。

東京での生活。仕事ばかりの人生になって疲れた。時間に追われるし、もう働きたくない
何年も前の話。 あの頃は、東京にいた。 毎日、朝、起きたくもないのに早く起きようとするんだけど、まだ眠いから布団でグダグダして、...

あの頃にできた友人はまだ残っている。

少し前に東京に用事があったので、久しぶりに何人かの友人に会ってきた。

そのうちの1人が、古着屋をオープンしたらしい。

俺からすると、マジ?って感じだったくらい唐突で、びっくりした。

彼女は小規模のリサイクルショップでアルバイトをしていたのだけれど、そのときは自分で店をやりたいなんて言葉にしたことがなかったからだ。

詳しく聞いてみると、以前から自分のお店をやりたいと思っていたのだという。

リサイクルショップでの経験が活きて、お店をやるにはどんなことをすればいいのかだいたい把握できたようだ。

リサイクルショップでのアルバイト以外にもCrowdWorks(クラウドワークス)Bizseekなどのクラウドソーシングサイトを使って在宅でできる仕事もしていたが、開店資金を稼ぐためにさらに稼げるバイトを増やしてほぼ毎日働き、少しずつお金を貯めていたらしい。

東京は家賃が高いが、彼女は駅から少し離れた格安の部屋を探して友人とシェアすることで東京の平均の2/3~半分くらいの値段で安く抑えていたし、食事も自炊が基本なので外食する人に比べてかなり安く済ましていた。

そんな節約生活をしばらく続けた後でお店を開店したのだという。

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自分の店なのである程度自由。人の目を気にしないでいい

俺が店を訪ねたのはオープンしてから3ヶ月くらい経った頃だった。

都心から少しだけ離れた文化の香りが漂うオシャレ感のある街にある築何十年と経っているだろうビルの2階にその店はあった。

内装は思ったよりもしっかりできていて、服の店らしくオシャレに仕上げられている。

壁塗りを自分でやったり、リサイクルショップを巡ったり、ネットオークションで備品を購入して節約したらしいが、その子のセンスがにじみ出ているのか、内装に落ち着いた統一感がでていて良い雰囲気だった。

以前に働いていたお店にも行ったことはあったのだけれど、他のスタッフもいるので、友達がきても長く話することはできなかった。

常にきびきびしているようにしないといけない。

ひどいところだと、毎朝、社訓みたいなのを読ませる会社もあった。

「会社が合わない」とか「会社が嫌い」とか、いつも心の中で湧いてきていた。

しかし、今度は自分の店なので人の目を気になることもない。

(まだそんなにお店に人が入っていないのもあるけれど……)

まだ大して利益は上がっていないので生活するために、店を開ける日数を減らして他でも仕事をしないといけないような状態らしいが、彼女の顔は前よりも和んでいるように見えた。

「自分の店なので自分のやり方で仕事ができるから、雇われていた頃のように常に同僚とか他人の目を気にして動く必要もないし、無駄に気を張る必要もないし。自分のペースを無理に誰かに合わせる必要がないから楽だよ」と彼女は話す。

たまたま格安物件が見つかり、初期投資にも家賃も安く済んだことも、彼女が楽しく仕事をできている理由の1つだろう。

なんでも完璧にやろうとせず最低限のこと以外は「まあいいか」くらいに考えて、やってしまえばなんとかなるものなのかもしれない。

もちろん、これからお店を続けていけるのかということが次の難関だけれど、どちらにしろ、今回お店をオープンするまでの経験は今後の彼女の人生に大きく影響していくと思う。

普通じゃない人は、独立・開業したほうがいいかも

彼女は、明治期や昭和期の文学をよく読んでいて、音楽や映画もかなりディープなのが好きな子だ。

大学では文学や哲学を学び、卒業しても就職はせずアルバイトでいろいろな仕事をやってきた。

今までしてきた仕事もどちらかというと変わったものが多い。

マニアックな文学や芸術系の本を取り扱うお店だったり、フリージャズが中心だが浅川マキみたいな昭和歌謡もたまにかかる渋い感じのバーだったり。

こういう場を選んでしまうのだから、一般的にウケるものを好きなような「普通」の子とはかなり違う性質を秘めているのだろう。

この世では人生がお金中心主義の人が大半だが、彼女の場合は、そんなに余分なお金を求めているわけでもなく、暮らしていける分のお金があればよく、自分の好きなことで生きて行きたいと思いそれを実行するような人だ。

俺の超主観的な推計だと、日本では全体の1割未満くらいしかいない種類の人である。

そんな子だから、「普通」の人と一緒にいすぎると疲れてしまうらしい。

多くの人がバイトするような量販店やレストランだと、マニュアルで誰もが均質に仕事をやらされている感じに耐えられないし、同僚とも話があわなくてつまらないと言っていた。

こんな人が他人に合わせようとすると、かなりのストレスが溜まってしまう。

特に同調圧力の強い日本では、人と違えば違うほどにそのストレスはたまりやすくなる。

やはり「普通」とはズレている人は、雇われて人に管理されたり他人に合わせて生きていくよりも、開業して自営の道にいったほうが幸せになれるのかもしれない、と彼女をみていて思った。