入院してから、すでに1週間くらいが過ぎようとしている。
毎日、薬をのんで、看護師さんに体温とか血圧を測ってもらったり、たまに担当医が来て現在の経過を教えてくれる。
症状としては酷くはないし身体も回復しているのだけれど、まだ何週間かは入院することになりそうだ。
今月の仕事は全部キャンセルした。
年末までの友人との予定もキャンセル。
年始も病院ですごすということも十分ありえる。
全くお金が入ってこないのは辛い。
11月からついてないなぁ~。
そういう時期なのか。
「まじでありえね~よ、なんなんだよ」という心のつぶやきが毎日のように頭の中を回っている。
病室から見える木々の葉が毎日どんどん散っていって、物寂しい気分になってくる。
1年の終わりがこんな終わり方になるとは思ってもいなかった。
仕事なしの入院生活、暇つぶしに何をしているのか
今は毎日何をしているかといえば、検診以外では、ネットを見ているか、本を読んでいるかくらい。
相当暇だろうと思って、ノートパソコンは持ってきてある。
病室には有線のlanもないしwifiもなくネット環境は整っていないが、スマホでテザリングをしている。
スマホのネットがつかい放題でよかった。
Kindle Paperwhite も持ってきた。
このKindle Paperwhite は入院するときにも、旅行するときには、俺には必須アイテム。
今まで買い置きしておいた本を読んでます。
Kindle Paperwhiteなら、画面の色が白黒のみでブルーライトもカットされているから、普段活字を読むのとそんなに変わらない感覚で読め目が疲れにくい。
漫画読む人なんかは、1冊がかさばるので入院するときはkindleにしたほうが荷物がグッと少なくなると思う。
部屋にはテレビもあるが、10年以上部屋にテレビのない生活を送っているので、見ることはない。
1000円のテレビカードを買わないと映らないようになっているんだけれど、そこまでの価値があるものやってないし。
そんなわけで、本読むかネットするかしかしてないので、ベッドに座るか寝るかという体勢を長時間維持することになり、腰が痛くなる。
ベッドが硬くて硬くて・・・・・・
それでもまだ大きな難もなく過ごせているのは、個室だからだ。
自分で選んだのではないのだけれど病院側から指定された。
誰にも邪魔されることなく、静かにネットも読書もできるのは、大人数の部屋に入れられるよりはストレスがないだろう。
料理も作る必要なく看護師さんが持ってきてくれるし。
味はすべて薄いし、メニューも、「これにこれをあわせる?」みたいなものが出てきたりするけれど。
でも「こんなものなんでしょう、病院食っていうのは」と思うことにしている。
担当医師や看護師さんはみんな優しい人ばかりだし、人間関係では嫌な思いはしていない。
そういう意味ではラッキーなのかもしれない。
しかし、まさかの週休7日生活になってしまった。
本当だったら、誰とあったり、やろうと思ってた仕事とか、あれこれもできたのに……なんて空想もしてしまうが、その「本当だったら」というのが空想だし、現実にはありえないわけで。
俺は病気で、誰かに会ったり、何かをしている場合ではないのだ。
現実を認めることも、簡単にはいかないときがあるんだな。
しょうがない、硬いベッドにもぐりこむしかない。
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