ほぼ週2で土日だけ働く生活になって、1年半以上が過ぎたのかもしれない。
なんだんだ、あっという間だった。
ちょっとした紆余曲折はあったが、今くらいの労働時間が俺にはちょうどいい。
前にも書いたとおり、無駄にお金使わなければやっていける。
上の記事を書いた頃は週に3~4日働いていた。
一つ仕事を辞めて週2日労働、週休5日にした。
昔は週5日も働いていたが、もう戻りたくないな。
そうやって働いていた東京にいた頃っていうのは、家賃が高い割には給料安いし、ジリ貧だったからいい思い出がない。
相当な見返りがない限り、2度とやりたくないと今の時点では思っている。
お金を大してもらえなくても、たとえもらったとしても長時間労働なんて苦痛でしかない。
仕事しすぎると頭がぼーっとしたり、肩もゴリゴリになったりして、身体が無理しているのが表面化する。
それを見過ごしてみんなやっているわけだが、これも続けば結局は身体か精神に病気として出てくる。
(疲れの段階について知りたい人は下の記事を読んでください↓)
でもそれをやらなくちゃいけない状態に追い込まれることも世の中ではけっこうあるんだが。
そんなわけで今日は、長時間労働についての話。
長時間労働は何時間から? 労働対価としてのお金と自分の時間どっちが大切か
長時間労働の定義っていうのは、はっきり定められてないようだ。
1日8時間を週5日、つまり1か月40時間を超えたら時間外労働で、時給が上がったりする。
給料増えるのはいいけど、俺の実感としては、8時間以上働いてたら、もう頭がぼーっとしてきて、家に帰ってきたらぐったりしてることが多い。
超過労働が月に45時間を超えないように厚生労働省は注意を喚起しているみたいだが、「注意を喚起」するだけで罰則はない。
また労働者に長時間の労働による労災が認められる基準は、労働時間が1か月のうちに合計で80時間以上あった場合で、しかもそれが平均で2~6か月あったときらしい。
こんなの、完全に1日に仕事しかしていない状態に俺には見えるんだけど。
当然こんな状態に俺は耐えられるわけはないので、正社員で働くというのは無理な話。
日本の平均年収っていうのは、410~420万くらいらしいけど、それからさらに税金とられたら300万前半くらいでしょう。
このお金と引き換えに、自分の時間をどれくらいさしだせるのか。
8時間労働は、1日(24時間)の1/3を占める。
これだって長時間労働じゃないかと俺は思っているが、これが現在では当たり前とされている。
通勤時間で片道1時間かかっていたら、労働のための通勤だけで計2時間で、労働時間と合わせて10時間。
それに加えて残業もあるのが普通だ。
となると労働のための時間が1日の半分を超えかねない。
実際にそういった長時間労働を強いられている人も多いのだろう。
疲れをとるのに必要な睡眠時間が6時間~8時間で食事の時間もあるということを考えれば、自分の時間はほんの2~3時間。
それでも、個人的に納得できるのなら全く問題ない。
俺には辛い。
必要のないくらいの給料をもらうのと引き換えに長時間労働に自分の人生の時間の大半を手放すのは辛い。
給料は半分くらいでもいいから、そんなに働きたくないよ。
朝起きて、また長い間オフィスで仕事をしなければいけないのか~と想像するだけで嫌な気分になる。
長時間労働もやりすぎれば辛い……「働きたくない」アレルギーに?
自分の好きなことに使う時間がないのは、時間的な貧困状態だとも考えられる。
時間的な貧困状態は金銭的貧困と違い問題にされないけれど。
お金があったって、時間がなければ、俺は生活に心地良さを感じない。
そういう人もけっこう多いんじゃないか。
分刻みのスケジュールなんてやらされたら、死にたくなるかもしれない。
自分の意志で何をするかを決められる時間が多くないと生きていけない。
一週間の大半の時間を、仕事で命令されたことに費やしていると、俺は何をやっているのだろうという疑問が体中にわいてくる。
そういえば昔、海外にいたとき、一時的に小麦アレルギーになったことがある。
今までアレルギーを意識したことはないくらい縁がなかった。
そのときは安いという理由でパスタやパンなど小麦でできた食品を食べまくっていたら、頭がぼーっとして熱っぽくなったり、頭痛がでたり、発疹がでたりするようになった。
身体中が小麦を拒否しているみたいだった。
それと同じで、特に興味もないことを長時間やらされていると拒否反応がでて、「何をやっているんだろう」「なぜ生きているんだろう」という疑問がどこからかわいてきて、その場にいることの違和感が全身を支配するのではないか。
これはもう労働へのアレルギーなんじゃないか。
この感覚っていうのは主観的なものだから他の人にはなかなかわからないものだけれど、俺には確かに感覚として現れる症状だ。
長時間労働が続き身体も精神も疲れてしまったら、最悪病気にも……
俺が長時間労働をやっていたら精神的に壊れてしまっていたかもしれない。
精神的にも身体も、壊れてしまったら治すのには、かなりの長期間を必要とする。
身内にも友人にも、仕事をやりすぎて鬱病になったり、自律神経失調症になったり、胃に腫瘍ができたりした人はいる。
休みが必要なのに休めないと結局しっぺ返しをくらう。
お金のため、幸せのためとは言いつつも、自分を壊してしまったら元も子もない。
俺は、昔から人生のすべてを労働に捧げる働き方には疑問はあった。
それに加え、この長時間労働アレルギーみたいなのも、結果的には今につながっていて、俺が日本で普通に働くのをやめた理由の一つなのかもしれない。
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