この間、ちょっとした用事で東京駅に寄る機会があった。
お昼を過ぎたくらいで、お腹も減っていたので気軽に食べられるランチはないのかとネットで検索する。
しかもできるだけ安く。
だいたい俺はこういうとき、カレー屋とかラーメン屋とか定食屋を検索する場合が多い。
何件か情報を集めるうちに、「アルプス」という1つのカレー屋が目に留まった。
店名から何か昭和の哀愁を漂わせており惹かれる。
カレー屋なので当然カレーを売りにしているのだけれど、さらに調べてみるとこの店はどうやら麻婆豆腐カレーを提供しているらしい。
麻婆カレーは何年も前に、東京の三鷹台駅の近くに「メキシカンフロムチャイナ」というテイクアウト専門の店で初めて食べて俺はファンになった。
この店の麻婆カレーはカレーと麻婆両方ともにちゃんと作った深い味わいがして機会があるごとに通ったんだけれど、いつの間にか休業になってしまった。
その後、牛丼チェーン店でも麻婆カレーが期間限定で提供されたことがあったのだが、メキシカンフロムチャイナで食べた麻婆カレーには全く及ばない出来だった。
麻婆カレーを提供している店自体が少ないので、それ以降はなかなか食べられていなかったのだけれど、今回この「アルプス」で発見。
ちょっと違って「麻婆豆腐カレー」ではあるけれど、細かいことはいい。
早速足を運んだ。
東京駅で麻婆カレーを提供する「アルプス」店内の雰囲気
店は、東京駅の八重洲口改札を出て階段を下りたところにある「八重洲地下街」に位置する。
サラリーマンの食堂的、昭和感がにじみ出んばかりの店構えが俺の心を躍らせる。
店の前に食券の自販機があるので、ここで食べたいメニューを選んでから入店する。
カレーは400円という、ランチでも1000円を超えるのが普通である東京駅周辺ではなかなかない値段。
俺はもちろん「麻婆豆腐カレー」を選ぶ。
コチラは470円。
中に入ると厨房から店員さんに声をかけられ、この店の注文の流れを教授いただく。
横長のカウンター席に椅子が並んでいて、前の席の人とは目隠しのための柵があり、店の容積に人を最大限に詰め込めるようにしてある。
これこそ昭和の食堂という感じ。
アルプスの麻婆豆腐カレーを食べてみる
麻婆豆腐カレーができあがり呼ばれる。
といってもカレーと麻婆豆腐をご飯にかけるだけだから、すぐ用意できるんだろうが。
学校の給食で出てきそうなプラスチックのお皿に哀愁が漂う。
お皿の半分にカレーがのっていて、ご飯には麻婆豆腐がかかっていた。
片方ずつ食べて、それから両方を混ぜて食べる。
麻婆とカレーはそんなに辛くなく誰にでも食べやすい辛さだ。
後にほんの少しだけ残るくらいの辛さ。
これは辛いもの好きの人には足りないだろう。
麻婆とカレーを混ぜたときの味は、やはり独特のものがある。
比較的甘めのカレーの味も麻婆豆腐の味もどっちも活きてる。
俺の中ではやはりメキシカンフロムチャイナで食べた麻婆カレーには及ばなかったけれども。
「アルプス」の麻婆カレーはちょっとジャンクな味。
まあ値段が値段なので香辛料を活かした深みのある味にはできないのかもしれないが、これはこれでアリだと思う。
この値段で東京駅でずっと店舗をやっているのは尊敬に値します。
東京駅のb級グルメ、「アルプス」の麻婆豆腐カレーはこんな人にオススメ
今回はこんな感じで東京駅の地下にある「アルプス」に行ってきた。
この店は以下の人にはおすすめできると思う。
・東京駅で安いレストランを探している人
・麻婆カレーを気軽に食べたい人
・B級グルメ好きな人
・昭和の空気を感じたい人
上記のような人は「アルプス」に足を延ばしてみるといいだろう。
何よりコスパがいいので裏切られた感じにはならない。
俺も青春18きっぷで東京駅に行く機会があったりしたらまた行ってみたいと思う。
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