前の記事で、暇でやる事がないという人に、自分のサイトを作る上で考えなくてはいけないことをザクっと書いた。
ブログ形式で、毎日のことを書く人もいるだろうし、自分の知っている専門分野のことをかいてもいい。
上の記事で紹介した無料ブログで書くのもありなのだが、無料ブログだと自分のサイトを作る上ではデザインのカスタマイズがしにくい上、もし広告などを貼る場合にもできないことがある。
また、運営側の判断で突然ブログを消される可能性も否定できない。
自分で独自のサイトをつくれば、特別な制約を受けることなく、また突然削除されるようなことも起きずにブログなどのウェブサイトを運営できる。
また自由にカスタマイズできるし、広告をつける場合もどこに貼るか自分で決められる。
後々、作ったウェブサイトを発展させたいと考えている人はこの方法をとったほうがいいと思う。
知識としても、今後自分で何かを始めるときの情報発信の力となりえる。
おそらく、後で紹介する本を読みながらやれば初心者でも作業が速い人なら3~5時間、遅くとも10時間以内にはウェブサイトの大枠が完成し、運営を始められる状態にもっていけるだろう。
そんなわけで、ここからまたザクっと自分独自のサイトを作る手順について、書いてみる。
自作のブログなどのウェブサイトを初心者でも作る方法
初心者が自分でウェブサイトを作りたい場合は次のような手順になると思う。
2.ドメイン(○○.comや○○.jpなど)をとる
3.自分でWordPressなどの簡単に扱えるツールを使ってウェブサイトを作る
(又は、htmlやcss、phpなどの言語を自分で書いてウェブサイトを作る)
自分でサイトを作るには、サーバーとドメイン代金で安くて1年で5000円~7000円くらいはかかることは頭に入れておこう。
このお金については後で説明する。
具体的には以下の手順だ。
初心者がサーバーを借りる方法と考えておくこと
サーバーは自分のサイトのデータを置く場所だ。
自分でネットをやっていて何かのウェブサイトにアクセスしたときは、このサーバーにアクセスして、サイトのデータをダウンロードして、それが画面に映っているというわけだ。
無料ブログの場合は、それぞれのサービス運営会社が自分のサーバーを無料で貸し出しているということになる。
自分でサイトを作る場合は、サーバーを自分で借りなければいけない。
(自分でサーバーを買って、そこで運営する方法もあるがハードルが一気にあがるので、初心者はやめたほうがいい)
じゃあどのサーバーを借りるかという話になるが、おそらく初心者が借りる場合、気になるのは以下の点だろう。
・しかもできるだけ安定していること
俺が最初にサイトを作ったときは、お金をかけたくなかったので、いかに安く借りれるかを重視していた。
そのあといろいろ経験して思ったのは、運営歴があってそこそこ安定しているところならば、安いプランでも初心者がサイト運営する上では問題ないということだ。
ブログなどウェブサイト制作の初心者におすすめのサーバー
値段と運営歴と安定性を考えた場合に、ブログなどのウェブサイトを作る初心者にとって候補になるのが、さくらと ロリポップ!のレンタルサーバー。
両者ともに、かなり昔からある老舗で、信頼度が高い。
新しくできた会社で安いところもあるが、そういうところは頻繁にサーバーが落ちたりすることもある。
またこの2つなら、解説本やネットでサーバーの借り方や使い方の説明も書籍やネット上にたくさんある。
なので最初はこの2つのどちらかで借りるのを俺はお勧めする。
俺は両方とも使ったことがあるが、両方ともに問題を感じることはなかった。
ここでは、後でも説明するが、初心者の人がウェブサイトを作るときに使うだろうWordPressの使用を前提に説明する。
WordPressを使ったサイトを1つだけ作るプラン(ロリポップの「ライト」)なら、サーバーは1年で2~3千円くらいで借りられる。
WordPressのサイトをいくつも作れるプラン(ロリポップとさくらの「スタンダード」)は1年でだいたい5000~6000円程度で借りられる。
ちなみに俺は初めてウェブサイトを作るときも「スタンダード」プランで作った。
後で他にサイトを作りたいと思ったときに、プランの変更なしに作れるからだ。
この「スタンダード」プランの場合、
「さくらのレンタルサーバー」は年額払いだと5328円(税込)
「ロリポップ」の同様のプランの年額払いだと6600円(税込)
ということになり、「さくらのレンタルサーバー」の方が安い。
またサーバーを初めて借りる場合は、初期費用がかかる。
「さくらのレンタルサーバー」は1048円(税込)
「ロリポップ」は1650円(税込)
がそれぞれ必要となる。
値段以外の違いとしては
・「さくらのレンタルサーバー」は、申し込んでからのプラン変更ができないが、ロリポップはプラン変更が可能
などがあげられる。
容量などの細かい点に関してはそれぞれのページに書いてあるので気になる人は見てほしい。
(初心者がそこまで気にするところではないとは思うが)
そういう点を踏まえながら自分に合ったレンタルサーバーを選べばいいだろう。
ロリポップ!のレンタルサーバの詳細はコチラさくらのレンタルサーバの詳細はコチラ
ウェブサイトを作っていくと、すくなくとも1年くらいは運営していくと思うので、短期の契約よりも1年単位で借りたほうが、金額もお得になるためおすすめだ。
俺も基本は1年単位でサーバーを借りている。
もしアクセスが増えてきても、サーバーの乗り換えはできるので、ここで決めたサーバーをずっと使い続けなければいけないということはない。
その時はまた移転の知識が必要になり苦労するかもしれないが、それも1つの学びになって次はだいぶ楽にできるようになるだろう。
(今はWordPressのプラグインツールを使えばで簡単にコピーできる)
サイト制作の初心者でもお金に余裕があるなら
もし、最初から何年もブログなどのサイト運営をする気があって、少し高い金額を払うのに問題ないならエックスサーバーという有名レンタルサーバー運営会社があるので、そこで借りれば速度も安定度も満足いく結果になると思う。
俺も今はここのサーバーを借りている。
ここはWordPressを使ったサイトをいくつも作れるプラン(X10プラン)なら1年で13200円(税込)だ。
さらに他のレンタルサーバー会社と同様に初期費用が必要だ。
エックスサーバーの場合、初期費用が3300円(税込み)。
維持費も初期費用も先に紹介したサーバーよりは高く、合計だと倍近い金額が必要となる。
だけど信頼感は抜群だ。
お金に余裕がある人でウェブサイトを長く運営をしていきたい人はこちらもチェックしてみるといいだろう。
初心者が自分で独自ドメインをとる方法と注意
サーバーを契約するだけでは、自分のサイトは作れない。
「○○.com」や「〇〇.jp」のようなドメインが必要になる。
ドメインというのはネット上の自分のサイトの住所だ。
このドメインがないと、ネットでアクセスすることができない。
そこでドメインを扱う会社があるわけだ。
ドメインを契約するのにもお金がかかる。
こちらは年で1000円~1500円くらい。
お名前.comやムームードメイン、などが有名で、俺も最初は「お名前.com」のドメインを使った。
これらの会社だと例えば「○○.com」なら約1200円~1500円の経費が必要になる。
お名前.comの詳細はコチラ
ムームードメインの詳細はコチラ
これらの会社でもそうだが、サイトを見てみるとドメインの種類(○○.comや○○.jp)によって値段が違う。
キャンペーンで安くなっている場合もあるが、その価格はだいたい1年目だけに適応で、次の年の更新費はもっと高い場合が多い。
ドメインによっては1年目が100円くらいでも、次の年に3000円とか4000円の更新費が必要になる。
こういった場合、何年もウェブサイトを続けると仮定すると、他のドメインをとった方が結果として金銭的に安いということだ。
初心者の人は、値段のことは契約前にきちんとチェックしたほうがいいだろう。
次に安さの話をしよう。
「○○.com」のドメインをとりたい人は、次の年からの更新費を考えるとエックスドメインが取得費用が「780円(税抜)」「1180円(税抜)」と俺がいろいろ調べた結果では1番安いと思う。
エックスドメインは、サーバーのところで紹介したエックスサーバーと同じところが運営している会社。
たまにサーバーを契約するとドメイン永久無料のキャンペーンをやってたりする。
次に「○○.com」のドメインが安いのが「スタードメイン」だ。
ここだと取得が「880円(税抜)」で更新費用が「1180円(税抜)」。
お名前.comなどとの違いは100円くらいの差だが、とにかく節約したい人はこの2つの会社を頭に入れておくといいだろう。
初心者がブログやウェブサイトを実際に作成する方法
サーバーとドメインの契約が終わったら、ついにサイトの制作にとりかかる。
今までに何回かこの言葉がでているが、WordPress(ワードプレス)という無料で使えるCMS(Contents Management Systemの略、簡単に言うとウェブページを構築できるツール)があって、これを使うとかなり簡単にウェブサイトを作ることができる。
簡単にいうと、テーマと言うデザインのパターンみたいなものがあって、それを基に文章を打ち込めば、ウェブサイトが出来上がる。
もちろんそのデザインをカスタマイズすることも可能。
htmlやcssなどのウェブサイト制作用のプログラミング言語を知らなくてもサイトを作れるので、おすすめだ。
(htmlやcssなどの言語は知っていた方がやれることは増えるので、これを機会に少し勉強してみるのもいいかもしれない)
俺も今でもこのWordPressをつかってサイトを制作している。
たぶん、自分でプログラミング言語を使って一からサイトを作るより、何十時間も制作時間を短縮できると思う。
どうやってWordPressを使うかというと、先に借りたサーバーにワードプレスをインストールすることで使えるようになる。
といっても何も知らずにWordPressをいじっても、何が何だかわからないだろう。
なので、本やネットでWordPressを使ったサイトの作りかたを見ながらやってみるといい。
俺も最初は1冊本を買って、ネットの情報を補助として使いながらサイトを作った。
本が良いのは、何もわからない人のためにやるべきことを体系的に網羅して書いてあるところだ。
ウェブサイトだと、断片的になってしまうことが多い。
本を読みながら補助的にネットの情報を使うと、初心者がウェブサイトを作るうえで必要なことを効率的につかめると思う。
初心者のためのWordPressの解説書はたとえば、下のような本がある。
このような本には、サーバーを契約してWordPressをインストールするところから、実際のサイトの作り方まで初心者にもわかりやすく書いてある。
なので読みながらやれば、ブログなどのウェブページは簡単に作ることができるはずだ。
初心者はとにかくウェブサイトを完成させてからカスタマイズ
というわけで、自分で独自のウェブサイトを作るために、サーバーを借りてドメインを取るところから、サイトを制作するところまで俺の体験を交えながらザクっと書いてみた。
初心者はとりあえず簡単に一通りウェブサイトを作り終えてから、少しずつカスタマイズしていくことをおすすめする。
なぜかというと、最初からこだわってああしたいこうしたいとやってしまうと、なかなか最初のサイトが完成しないまま、挫折しかねないからだ。
全く知らないことをやる場合は、ざっと大枠をつかんでから細かいことをやった方が自分が何をやっているのかを見失わないことが多い。
デザインは後でも変更できるので、一通り作ってしまって、とにかく運営を始めたほうがモチベーションを保てるだろう。
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