職場の人間関係で疲れてしまったある看護師の悩み。辛いし辞めたいけれど転職は……?

記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク
スポンサーリンク

カフェに座っていると、さまざまな声が聞こえてくる 。

今日は隣のテーブルにベージュのコートを着た少し茶髪の20代中盤くらいの女性と、黒っぽいコートを着た40代くらいの男がやってきた。

一度、テーブルに荷物を置いて、コーヒーを買った後で席につく。

「いや~、話したいことがあるって言ってたじゃないですか~」

女性が切り出す。

「Tさん、私のこと気に入らないみたいなんです」

男は身体を向けて、話を聞く体勢に入った。

「何かの作業をやるにも、Tさんの方法でしかダメなんですよ……あなたが入ってくる前から、こうすることが決まってるの、なんて言うし。でも別にその方法じゃなくても問題ないじゃないですか~」

どうやら、他にもいろいろと姑息ないじめを受けているらしい。

働いているのが、大型病院ではないので、どうしても職場でそのTさんと関わらなくてはいけないみたいだ。

その後も、次々とそういう話が出てきて、もう腹が立って仕方ない様子。

「何ヶ月か前から胃の調子も悪くて……ストレスって胃にくるんですねぇ……」

男は静かに話を聞いている。

話の中の意地悪なTさんは、どうやらその女性よりもかなり年上でお局さん的な感じの存在らしく、その人に対しては誰も何も言えないらしい。

しかも、根回しも上手く、悪口とか噂を使い他の同僚を味方にしていて、この女性は孤立状態にされているという。

「もうきついんですよ~、どうにかならないんですか~、Oさん!?」

「う~ん……」

「え~、人事部長の力でどうにかしてくださいよ~」

このOさんという男は、職場では地位のある人だったようだ。

「配置を変えるのも無理ですか~」

「院長の許しも得なくちゃだし、Nさんにも聞かなきゃいけないんだ。俺だけの判断だけではどうにもならんのよ」

女性は、「え~ほんとですか~」と言いながら笑ってはいるがこれは自分の残念さを隠すごまかし笑いに見えた。

この女性は看護師でそこまで大きくはないが入院もできるくらいの病院に勤めているらしい。

「でもこの病院は、1人いなくなっても次はすぐきますよね」

「いや~、そんなことないよ、なかなか新しい人を見つけるのも大変なんだよ」

「やっぱり、医療の仕事、性格きつい人多いんですかね~、まあどこの職場でもそういう人はいるんでしょうけど」

「まぁ、そうだよねぇ~」

「何か他のこと始めようかなぁ~……もしいいクリニックあったら教えてくださいね……」

スポンサーリンク
スポンサーリンク

職場の人間関係は運。悩みがあったら相談&我慢か転職するか

人間関係は、仕事をする上でかなり重要な問題だ。

合わない人や意地悪な人がいると、ストレスも溜まるし、やる気も削がれる。

仕事を辞めたくなる理由でもよく聞くのが人間関係。

しかしその人間関係は、入るまでわからないことが多い。

面接で、「職場の人間関係はどうですか?」と聞いたところで、「悪い」なんていう人事担当がいるなんて思えないし、自分の性格との相性なんてわかるわけない。

入ってみて試すしかないのだけれど、入ってみて人間関係が合わなくてきつかったら、我慢するか辞めるかの二択だ。

我慢するにも、先の女性のように、解決手段として人事の人に話をしてみるのもアリだけれど、「どこにでもそういうのはある」なんて言われたらもう見込みはない。

「どこにでもそういうのはある」なんていうが、俺の経験では、問題がないところもあった。

これは入ってみてからでないとわからないことだけれど。

特に1人でやる仕事が多いところは、人間関係の軋轢も発生しにくくて、面倒なことは起こらない傾向がある。

俺の場合は、1人でやる仕事が好きだし、人間関係も面倒なのはいやなので、そういう仕事を選ぶようになってからは、ストレスは減った感がある。

以前に旅行したときに会ったタクシー運転手のおじさんも同じようなことを言っていた。

個人タクシードライバーの仕事。休みもとれるし給料は悪くない? 1人旅していた運転手のおじさんに聞いた
今までに仕事を辞めて旅をしたことが何度もあった。 だいたいそういうときは、「これからどうやっていこうかな~……」ということを頭の片隅に抱えながら旅をすることになるんだけれど、そういう心もとない状態を一変させてくれるのは旅をしている最中の出会...

今回の女性は、この職場を辞めたほうがいいのかもしれない。

あれだけ人事部長に訴えても、頼りなさげな返事しかしないし、どうにかしてくれそうにもなさそうだ。

看護師は転職に困らない?

俺の友人・知人で看護師をやっている人の話だと、転職で困ったことがないという声をよく聞く。

思い返せば、海外を旅行していたときにも看護師をやっている女性が少なくなかった。

そのうちの1人は、バルト三国を旅行したときに出会い、関西からきていた人。

一定期間、仕事をやっては海外にでて長期旅行をする、という生活を送っているらしい。

精神科に勤務すると給料が高いらしく、旅行が終わった後は、再び転職サイトで精神科の求人を探してまた働いて次の旅の資金を稼ぐという。

看護師の仕事は給料も悪くないし、仕事が合えば、旅行しまくる生活をするには適した仕事なのかもしれない。

でも今日、カフェで隣に座ったこの女性は旅行が趣味とかそういう雰囲気の人ではなく、1つの場所で平和に長く働いて、結婚して、子供を作って…というタイプの人に見える。

看護師なら転職にも困らないのだから、違う職場を探しに行動したほうが手っ取り早いかもしれない。

あの男は、たぶん話をきくだけで、なにもしてくれなそうだし。

「じゃあ、そろそろいきますか」と男性のほうが言った。

「あ、もう9時だ!ありがとうございました、なんかもうどうでもいいかなと思えるようになりました」

と言って、二人は外に出て行った。

どうでもいいって……

あの女の子は、もうすぐ仕事を辞めるんだろうなと直観的に思った。

看護師をやっていて転職したくなったら

看護師の仕事は自分に合っているのに「職場が合わない」という人は

看護の仕事は好きだけれど、上記の女性のように職場の人間関係が合わなかったりする人や、夜勤の勤務が身体に合わない人もいるかもしれない。

そんな人は、自分に合った職場を探すことを主軸に置いた転職をするのがいいだろう。

職場の環境で1番参考になるのは現場からの声だ。

「マイナビ看護師」は定着率にこだわった求人を公開していて、スタッフが現場に足を運んで現場で働く看護師から直接話を聞いている。

定着率が低いところは掲載をしないという方針なので、職場の労働環境が酷くて悩んでいる人はマイナビ看護師はマッチするエージェントかもしれない。

アドバイザーも親身に対応してくれると評判なので、気になる人は求人に応募する前に職場についていろいろと質問してみるといい。

大手の1つで全国展開していて求人数も多く、メインの転職エージェントとして登録しておいて損はないだろう。

マイナビ看護師の詳細はコチラ

毎日働きたくない。週に1~3日くらいの看護の仕事がちょうどいい人

週2回くらい働くぐらいがちょうどいい、というような俺みたいな人は単発で看護の仕事をしてみるのもいいかもしれない。

旅行やイベントに付き添って、参加者の健康管理をするツアーナースの仕事は意外とある。

また、1日単位からのスポット勤務でも、看護師なら給料も高めなので、1ヶ月の最低生活費を稼ぐこともできなくもない。

看護師以外の仕事に興味がある人は、看護師の仕事で最低限のお金を稼ぎながら、他分野の仕事の勉強をするということもできる。

そういう類の単発サイトを探しやすいのはMCナースネットというサイトだ。

最初のページにある、「単発・スポット」のタグから、様々な形態の看護の仕事を探すことができる。

ページ下部にある「1分間お仕事診断」も自分に適した働き方をはっきりさせるのに役立つかもしれない。

MCナースネットの詳細はコチラ

看護師以外の違う職種の仕事をしたいなら

高校を卒業して、すぐ看護学校に入った人には、自分の適性もわからずに看護師を職として選んだ人もいるだろう。

そんな人の中には「やっぱりこの仕事は違う」と違和感を抱えながら仕事をしている人もいるに違いない。

10代や20代の前半なんて、まだ自分のことだってよくわかっていない年齢なのだから、適性がわからないのも当然だし、年を経るにつれ、何かやってみたいと思うことが出てくる人もいるはずだ。

異業種に転職したくても、「看護師の他に経験もないし……」なんて思っている人でも、まだ20代ならそんなに難しいことではない。

全く違う未経験での職種に転職したい人には以下の記事が参考になるかもしれない。

履歴書が空白の無職が"職歴なし・未経験"から正社員に就職する方法はこれだけある
普通の生き方をドロップアウトするのは、自分が圧倒的な少数派になるわけで、誰の性格にも合うわけではない。 特に最初は、今まで一緒にいた普通に働いていたり学校に行ったりしている人たちと比較してしまったり、彼・彼女らと自分が違うことで孤独感に苛ま...

今までやったことがない分野に挑戦したいなら職業訓練校という手もある

年齢が30代以上になった後、無料で受けられるものといえば職業訓練だ。

雇用保険を払っていた人なら、失業手当が継続して支払われるし、その他にも、受講手当と言って訓練を受けた日ごとに500円くらい支給される。

また家から訓練校までの交通費も支給される。

今まで働いたことのない人や雇用保険を払っていなかった人でも、失業手当はでないが、訓練自体は無料で受けられる。

最近はパソコン関連の訓練が増えており、ワード、エクセル、パワーポイントなどの基礎的なものから、ウェブデザインやプログラミングまで幅広い。

職業訓練の種類はけっこういろいろあって、地域によってそれぞれ違っている。

木工やジュエリーデザイン、観光ビジネスを学ぶものなどもあったりする。

俺の知っている中では、派遣社員の40代の男性が、仕事を辞めて観光ビジネスの職業訓練をうけて、ツアーコンダクターになった人もいるし、会社で事務の仕事をしていた30代の男性が、木工の職業訓練を受けて、家具職人になった人もいた。

職業訓練校に興味がある人は、住んでいる都道府県にどのような種類の訓練があるのかチェックしてみるといいだろう。

Q.職業訓練でどんな資格が取得できる?
ハローワークで探すことができる職業訓練にはたくさんのコースがあり、取得できる資格や技能もさまざまです。実務経験のある方が資格を取ることで、より条件の良い仕事に就くことができる可能性が広がります。事務・技術・Web・IT・介護などの資格につい...

ハローワークでの仕事探しは微妙かも

転職をする場合、とにかくハローワークで仕事探しをする人がいるが、俺はハローワークはオススメしない。

ハローワークの求人はブラックが多いからだ。

詳細は以下の記事に書いている。

ハローワークの求人には評判悪いブラック企業の求人が多い?
仕事を辞めた後、ドロップアウトするのではなく、まだ普通に働いてどうにか世間的に「マトモ」にみられたい人もいるだろう。 ドロップアウトに向いていない人もいるのは確かだ。 そういう人は、一刻も早く仕事を探したいかもしれない。 だけれど、自己を見...

ハローワークで探すくらいなら、上記のエージェントに登録したほうが良い求人とめぐりあう確立は高いだろう。

コピー防止のため右クリックは禁止しています
タイトルとURLをコピーしました