TOEICの勉強法では英語は話せないし、あんまり意味がないんじゃない?

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TOEICは、英語能力を測るために日本では最も多くの人が受ける試験だろう。

しかしこのTOEIC、受験と同じで時間をかけて高得点を取る勉強法を学べば、ある程度の点数はとれる。

だから高得点の800点とか900点台の人でもしゃべれない人がいるくらい、英語能力を測るという意味では疑問の残るテストなのだ。

TOEIC高得点の人でも、しゃべれないだけでなく、何か長文で1つ書けって言われても難しいのではないか。

TOEICは昇進のためとか就職に有利とかで勉強している人が多いけれど、実際使えないのなら、なんのための勉強なんだろうと俺は思ってしまう。

このTOEICの問題を考えると、いつも受験勉強が思い起こされる。

TOEICに出題される問題は、文法問題と長文問題、それにリスニング。

これは受験勉強とやってることがほぼ変わらない。

実際に日本の義務教育で9年も英語を勉強しても全く実用で使えない人がほとんどだ。

俺も義務教育で受けた英語能力では、実際の英会話のときには全く歯が立たなかった。

受験勉強をやっていても、使える会話能力も書く力もつかないのが現状だろう。

この延長にあるのがTOEICだと思ってしまう。

TOEICの勉強をしている人も、多くは高得点をとるための勉強法をやっているのかもしれない。

だけれどその多くの人が話せないのが現状だろう。

俺も大学時代にTOEICの勉強をしたことがあるが、実際の英会話では役にたたなかった。

テストのための勉強。

それだけ。

勉強をやる動機としても、自分の体験がきっかけになったのではなく、外圧から始めたというのが多いのではないか。

何かをやりたいという欲求が生まれるのは、まず体験があって、それがきっかけで何かに関心ができて、調べたり勉強することになるという過程が自然な流れだろう。

たとえば、何かのきっかけで外国人と知り合いになって、そこで外国語を使わざる得ない体験をして、もっとしゃべれたらと思うように。

俺の場合は、学生時代に初めて海外へ貧乏1人旅に出たとき、大して英語がしゃべれない状態で行ったので、旅で出会った人たちと思うように会話できず、はがゆい思いをしたことが英語を勉強しようと思ったきっかけだった。

(英語が大してできなくても十分刺激をえられたけれど)

それから、大学のときに少人数の英会話の授業をとったり、その後に海外に移住して実際に住んでみた。

海外貧乏生活で身についた究極の節約術。不景気で最初は仕事も見つからない状態だった……
以前、海外に住んでいたことがある。 一人貧乏旅行は、平均よりは多くしてきたと思うが、旅行ではどうしてもその国の表面を見る程度の観察しかできなかった。 その経験から、1つの国の状態をじっくり見るには腰をすえて住んでみないとわからないだろうと思...

こういう過程を経てみたら、英語を勉強するのも実際に使うためだったからか、いやいや勉強している感覚はなく、「次にこの言い回しを使ってやろう」とか積極的に楽しく勉強できたと思う。

いやいや仕事をやってもなかなか進まないように、何かを学ぶのだって気が乗らないのなら進まないのだ。

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TOEICの勉強法では、英語は話せないし書けない?

先にも述べたとおり、まだ大学に入学したばかりの頃のことだが、TOEICの勉強したことがあった。

そのときは、なんとなく高得点をとって就職のときに有利にしようとか(大学時代初期はまだ普通に就職するかもしれないとも思っていた)受験勉強をやっていたときと変わらないような動機で勉強を始めた。

だからか正直言って、勉強してもおもしろくもないし、無理やりやっている感もだいぶあった。

同じように、学校で義務教育としてやらざるを得なかったり、会社の昇進に関わるとか、メディアで外国人としゃべれる人はかっこいいというイメージが暗に植え付けられるというような外圧から英語の勉強、TOEICの勉強をやっている人が多いのではないか。

もし、本当に英語能力を伸ばす勉強がしたいなら、俺の経験からは受験勉強の方法やTOEICの勉強法をやるのはオススメしない。

小手先の受験テクニックみたいに、そのときしか使えないものになりかねないからだ。

俺が一時期すんでみた国では、TOEICのことは日本人と韓国人以外誰も知らなかった。

英語能力を証明する試験としては、ケンブリッジ英検IELTSを勉強する人がほとんど。

この両方ともに、読む力、聞く力に加えて、しゃべる力と書く力がないと、合格点、もしくは高得点をとれない。

俺も、移住している間に、ケンブリッジ英検に挑戦してみた。

ケンブリッジ英検は、日本で英語を勉強していたときのような文法や長文問題をひたすらやるのとは違って、実際にレポートや論文、エッセイなどを書いて添削してもらったり、何かのテーマについて1対1で討論する方法が授業にも取り入れられている。

そのためか、日本で英語を勉強してきた俺には難易度が高く感じたが、合格点を取れるくらいになったときには、実際に話も前より自然にできるようになっていたし、勉強する前より英語力がついたなぁ、という実感があった。

試験というのは、何かの技能を使える能力を証明するためにあるものなのだから、それを通るということは実践で使えるのが当然なはずだ。

だが、資格やテストでさえ、お金を儲けるためだけのビジネスになっているものが少なくない。

なので何かスキルに結びつく資格を勉強するときは、できる限り実践に即したものを選んだほうがいい。

英語の勉強法でも、日本人は実用性より「型」が好き?

日本人はゴルフでも実際にゴルフ場にいくより、打ちっぱなしで打っている人が多い。

海外からみるとあれは不思議にみえるらしい。

ドイツ映画界の巨匠、ヴィム・ヴェンダースの作品で『パリ・テキサス』という名作があるが、あの作品を撮る少し前に撮られたドキュメンタリー映画に『東京画』という作品がある。

ヴェンダース監督は小津安二郎監督を敬愛していて、小津作品の中でも有名な『東京物語』の風景を追ってヴェンダースが1980年台初頭の東京を歩き周って撮られたのが『東京画』という作品だ。

80年代当時の『東京物語』の頃とは変わりゆく日本を外国人が見た視点に、この国の文化はこういうふうにも見られているのかと今でも驚く点が多々あるのだが、この中で彼は、ゴルフの打ちっぱなしや、道端でフォームをチェックする中年男性を見て、日本人は実際にやるよりも「型」を重んじるというような趣旨のことを指摘していた。

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ゴルフはそのゲームを楽しむためにやるものなのに、日本人は実際のゲームをやるより、その中で使うフォームを練習するのに圧倒的に時間をかける

たしかに誰かのフォームをみて研究するのも大事だが、実際にゴルフをやる中の様々な場面での経験が伴わないと、実践に即していて、しかも自分の体に合ったフォームは見つけるのは難しいのではないか。

英語の勉強法でも一緒で、実際に話す書くなどのシーンで役立てるために勉強するのに、テストで高得点をとるための勉強ばかりしてしまい、現実の世界ではほとんど使えない無駄な勉強になってしまいかねない。

そのテストのための勉強が楽しいならまだわかるが、実際に英語を使って話をしながら勉強するときより、ずいぶんとつまらない感じがするのは俺だけだろうか。

型が役立つところもあるんだろうけれど、型ばかりに重きを置き過ぎると、現実で役にたたない。

現実で役立てるための資格であり勉強のはずなのだから、それじゃあ本末転倒になってしまう。

格安留学も無理なら、オンライン英会話で使える英語を

海外で実践的に使える英語を学ぶにはお金も時間もかかるのが実情だろう。

特に、時間のない日本で働く人には、海外で長期で英語を学ぶのは難しい。

しかし、今はインターネットのおかげでオンライン英会話というものがある。

コストとしても安く、自分の好きな時間に、英会話を実践的に勉強することが可能だ。

俺が大学生の頃は、こういう英会話のプログラムがなくて、英会話学校にけっこうな値段を出していくしか方法がなかった。

そのため、お金のない人間には英会話を学ぶなんて不可能な選択肢だったが、今はネットのおかげで、そこまでお金をかけずとも学ぶことが可能になっている。

安いところなら月に5000円くらいで、週に何回も1対1で英語を話する時間を持てる。

受験勉強ばかりやってきて、会話する機会をもてなかった人にとっては、英語を使う機会を気軽に得ることができるのだ。

月謝が安いところはフィリピンの教師を使っているから、訛っているなどの指摘はある。

だけれど最初のステップとしてはネイティブの速いスピードで語彙力も豊富なネイティブの外国人よりも、英語が母国語ではないフィリピン人の教師がしゃべるくらいの英語のほうがついていきやすいし、英語に慣れていないのならば言い回しなどでも十分学べることは多い。

こういう安いオンライン英会話で学び英語を使うこと自体に慣れた後で、英語が母国語の教師に英語を習うのも1つの方法だ。

全く英語ができない人にとっては、むしろそっちのほうが上達が早いかもしれない。



使える英語力を鍛える。実際にオンライン英会話を試してみたところ……

実際に俺も帰国した後、オンライン英会話を1年くらい試してみた。

1年くらいの海外経験ではまだまだ十分な英語力だとは思わなかったし、しゃべる機会がなければ忘れてしまうかもしれないと思ったからだ

結果として、オンライン英会話は値段も思ったほど高くないし、日本にいながら英語を学ぶなら十分に満足のいくものだと思った。

(オンライン英会話は、近年全体的に値上がりしていて、俺がやっていたときよりは2~3割高くなっている)

英会話はEnglish Centralをきっかけに勉強を始めるのもいい

俺が最初に試したオンライン英会話サービスは、ラングリッチだった。

今は統合されて、English Centralという名前に変わっているので、以下ではその名前で呼ぶことにする。

ここでは当時で1ヶ月5,000円以下の、25分の英会話レッスンを毎日1回受けることができるコースを使った。

初めての人には1対1の場合、25分くらいのレッスンがちょうどいいと思う。

それ以上だと、頭が疲れてしまうし、レッスン後に習ったフレーズなどを反復練習するにも最適なレッスン時間はこれくらいだろう。

講師はフィリピン人のみだった。

講師の英語力もピンキリで、高度な言い回しや単語をしっている人もいたが、英語能力も低く、かつ教える能力が低い人もいた。

俺の場合は何人も試していくうちに自分に合った人を見つけた。

オンライン英会話でも実際の英会話スクールでも同じだとは思うが、相性のいい人を講師として選ぶのは、英会話の学習を続ける上でも重要だ。

English Centralは、講師の数が多いので、いろいろな個性の講師を試せるのは楽しい。

レッスンにはオリジナルの教材が用意されていて、初めて英会話を学ぶ人はこの教材に沿って学べば、日常的に使う基本的な言い回しを学ぶことができる。

すでに学習経験のある人は、テキストを使わずそのときどきにしゃべりたいことをしゃべって、言いたくても言えない言い回しを講師に質問してレッスンの時間を自由に使ったほうが楽しく英語を学べるだろう。

無料でレッスンを受けられるので、興味がある人は気軽に試せるので興味のある人はやってみるといいかもしれない。

格安オンライン英会話【イングリッシュセントラル】の詳細はコチラ

英語を「書く」「話す」効率よくネットで学ぶにはベストティーチャーがオススメ

ラングリッチの次に俺が試したのは、ベストティーチャーだ。

こちらもネットでオンラインで学ぶことができる。

ベストティーチャーには、アメリカやイギリスなどの英語を母国語にもつ教師が比較的多いので、本場の言い回しを学びたい人には最適だ。

もう1つの大きなポイントは、ライティングを添削してもらえるところだ。

「読む」「書く」「話す」をバランスよくやったほうが単語も覚えやすいし総体的に英語力も上達しやすい。

ベストティーチャーのレッスンの進め方は、まずレッスンページ上で予め用意された豊富なテーマを元に、スマホのSNSメッセージを送り合うみたいに英文でメッセージを送りあう。

レッスンのテーマは、初級の人用にレストランでの注文の仕方や、観光地で道を聞く、などのシーンから、上級者用には政治問題について話をしたり、商談を進めるなどかなり豊富で、自分が興味のあるテーマを選ぶことができる。

興味あることから勉強できるので、モチベーションも学習の効率も上がりやすい。

1つのシーンについて4~5回くらいのやりとりの後、話が終わったら、講師が今まで書いた英文を添削してくれる。

しかも、講師自ら吹き込んだ音声つきで返信してくれるので、それを聞いて発音のトレーニングも可能だ。

そのあとに、会話のレッスンを予約して、先のテーマについて講師と1対1で実際の会話をした後、講師がそのレッスンについて評価レポートを書いてくれる。

ベストティーチャーは、レッスン回数が無制限なので、会話レッスンでたくさん実戦経験を詰みたい人にもメリットがあるだろう。

価格は9800円からと高めだが、「読む」「書く」「話す」、と手間のかかるレッスン内容だしイギリスやアメリカの講師も多いので、実際やってみた俺の感想としては納得のいく価格だと思う。
(俺が始めたときは、こちらももっと安かったのだが)

俺がやり始めたときはなかったのだけれど、現在はIELTSTOEFLのコースもあって、ユーザーは自分の目的にあったコースを選択できる。

これだけ内容盛りだくさんなベストティーチャーは初心者の人や中級者はもちろん、上級者の人でも使えるオンライン英会話サービスと言えるだろう。

ベストティーチャーも無料のレッスン2回まで受けることができるので、関心のある人は試してみるといい。

日本国内でやれる勉強で、じっくりバランスよく英語力を身につけたいならオススメできるサービスだと思う。

ベストティーチャーの詳細はコチラ

使える英語を勉強するなら楽しい勉強法で

どうせやるなら、自分の興味あることを実践的な楽しい勉強法でやろう。

実際に必要になったからでなく、義務教育とか昇進のためとかいう理由だったり無理やりやらされているのだと、勉強したとしても上達は遅いし。

つまらないと思うことをやるのは、自分らしさにも適っていない証拠で、辛いだけで精神的にもよくない。

試験のためだけで終わってしまう勉強だと、結局忘れてしまい、時間が無駄になりかねないし。
(その資格がないと自分の仕事ができなくなるのなら仕方がないが)

そんなことに人生を振り回されるよりも、現在の自分が本当に関心のあることに時間を使ったほうが、お金も時間も節約できるし、最終的には人生の満足度も上がるだろう。

TOEICの話に戻すと、もし受けるにしても、オンライン英会話や海外留学などを通して英語を勉強した後に受けてみるくらいの感覚でいいんじゃないかと思う。

実際に使える英語を習った後で、TOEICを受験し、文法や語彙などで足りない部分を勉強しなおすという方法なら、結果として意味あるものになるかもしれない。

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