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ドロップアウト、制服を着た不思議な「女子高生」との遭遇。時間に余裕があるとこんなことも……

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昨日のお昼すぎ、ちょっと用事があって外に出ていた。

地下鉄の駅への階段を下りていくと、
女子高生がちょっとした場所に腰掛けていた。

目にとまったのは一瞬のことだったんだけど、
何か違うという印象があったので
通りすぎるときに、目を向けて改めて見る。

黒い真っ直ぐな髪は肩の下くらいまであって、
セーラー服をきていて、紺のバッグをもっていて、
顔もかわいいというよりは綺麗な感じ。

特に変わったこともなかったのか、
俺の感覚が誤作動を起こしたのか、という疑念がよぎる。

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通り過ぎた瞬間にわかったことは……

それともこの女子高生がやたらに綺麗だったから見てしまったのか、
俺には高校生くらいまでの子は子供っぽすぎて異性としてあんまり興味がないのに変だな、
などと考えながら目を逸らそうとしたとき、彼女の手が目に入った。

ごつごつしていて、この歳の女の子の手にしては圧倒的に大きく見える。

整った顔をしているくらいの印象が受け取れるくらいにしかみていなかったが、
よくよく顔をみてみると、確かに綺麗な顔立ちではあるけれど、
骨格が太く、10代にしては少し老けている。

そこで、ああこの人は女装しているのか、
と通り過ぎた時点でやっと合点がいった。

そのくらい見ないとわからないくらい女装のうまい人だったのだ。
あるいは、俺の目が節穴なのかもしれないけれど。

最初に受けたほんの一瞬の印象は、
言葉になる以前の情報を受けたものだろうが、
ものすごい情報量を含んでいるのだろう。

どこか普通とは違うということを、
ぼんやりとだけれどその印象が捉えていた。

人によって違う考え方、そこにある距離

俺は女装をしないので、この人がもつ世界観に理解が及ばない。

なんで女性の格好をするのか、なぜ女子高生なのか、
女装する仲間とはどんな会話をするのか。

こういう知らない世界への関心が、
普通の人よりは俺の場合あるかもしれない。

その人にどんな原体験があって、
どんな経験をして女装をするようになったのか。
もし知人に女装する人ができたら、ゆっくり話をしてみたい。

そして、今の自分とは遠すぎる人たちをもっと理解できるようになりたい。

「あの人は普通と違うからおかしい」というのではなく、
「違うから理解したい」という心持ち。

俺はドロップアウトして、多数の社会から外れてしまったため、
どちらかといえば少数派である人たちへの共感性が強くなったのかもしれない。

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歳を重ねるごとに、人の思考が個々人でどのくらい違っているのか、経験を通して学ぶ。

それぞれの人間が見るこの世界は、同じものを見ているようで全然違う。

虹の色の数がいろいろな文化圏で4つだったり5つだったり違っているように、
自分たちが生きる小さな文化圏の中でも、
その人たちの生い立ちや経験によって
生きることへの考え方、世界の見え方に違いが出てくるはずだ。

今日会った、あの女子高生の格好をした人をみたあと、
あの人の見ている世界はどんなものだろうと、
俺はそんなことをずっと考えていた。

昔、東京で週5日働いていた頃は、こんなこと考えている余裕はなかったなと、今では思う。

現在は、時間に余裕があるからこんなことにも遭遇するのかもしれない。

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